2004 道東へ(2)


■4日目

天候は曇り。週間予報では釧路根室地方は曇り時々雨。海沿いは時々晴れ。山間部では雷雨。
今日は移動だ。予定では南の浜中町。その他候補としては虹別、阿寒など。予定の浜中が一番良さそうだ。途中、納沙布岬を回って蟹など買おうかと思ったが、天候が良くないのでまたの機会とした。
別海を後にする前に前日通りかかった、ホクレンのGS前にある、別海ソフトのお店に寄ることとした。
別海ソフトがなんと200円。テトラ牛乳が50円台と良心的。
別海ソフト看板
ソフトを食べてみる。「おいしい!」さっぱりしているが濃厚という表現がまさにぴったり。自分としてはいままで一番お気に入りだ。
かわいい看板を前に記念撮影して、別海を後にする。

単調な牧場風景が続く道路を南下する。約一時間ほどで浜中に到着。
国道から市街地に入る交差点のリカーショップで飲み物と炭をを購入。
浜中市街と言っても浜中駅前の1ブロックに住宅がある小さな集落だ。
雑貨屋が有る程度でお店などないと言って良いだろう。
その市街地から1キロ霧多布方面に行くと去年オープンしたキャンプ場がある。

やや霞がかかった場内に入る。受付のある管理棟を行ってみたが、本日は休館とのこと、キャンプ受付は翌日の模様。
サイトに行ってみる、利用者はいない。場内の芝刈りをしている人だけだ。
施設は新しくきれいで気持ちいい。
炊事場のすぐ横にテントとスクリーンテントを設営する。もしかしたら今日は貸し切りかも知れない。
空の下でビールで乾杯し、昼食を取る。時よりスズメバチと牧草地によくいる虫が気になる程度。
浜中キャンプ場
ここは平らな芝生が有るだけで、周りは何もない。静かなので旅の途中の休憩地点には良いかもしれない。
しかし天候は今日のように霧がかかって、すっきりしないかも知れない。別海の洗濯物も完全に乾きそうもない。
しばし休憩した後、市街地の外れにあるパークゴルフを楽しむことにする。
有料だが、36ホール有り、変化の富んだコースで結構楽しい。実は去年もここでプレーしたことがある。
全部回った頃には夕方6時頃になり、時より小雨が降ってきた。
そのままサイトに戻る、霧&小雨で管理棟の屋根の下に置いておいた道具類も少し濡れている。
外に干しておいた、靴類も逆に濡れてしまった。
釧路の濃霧が静粛をすっぽり包む雰囲気も良いが、どこからも入り込んでくる湿気には参る。

スクリーンテントに入り夕食とする。
明日は義父が札幌に帰るので、5人での晩餐が最後となる。
今夜は少々冷えた体にはぴったりの水餃子。みんな食欲旺盛で大鍋で作ったその料理をたいらげた。


■5日目

天候は小雨。今日は一日こんな予報だ。
帯広方面が曇りで唯一まともなエリア。特にくつろぐ方法も無いのと、義父を送る主な駅も
釧路か帯広となるので、スケジュールとしては少し早いが帯広方面に移動することとした。
濡れたテントやスクリーンテントをみんなで片づけ、浜中を後にする。

国道44号にはいり、厚岸に向かう。いつもの漁協直売所で牡蠣を買うためだ。
厚岸漁協直売店
多めに牡蠣を購入。保冷用に氷をたくさんもらい、氷はそのままクーラーボックスに。
休憩もそこそこにすぐに出発。何しろ、帯広発の特急に間に合わせることと、途中出来れば焼き牡蠣を義父にごちそうしたい。場所も時間も未定だ。
霧が深く追い越し可能な車線でもなかなか追い越すことが出来ない。
単調な風景で運転手以外はコックリコックリ状態。
十勝地方に入り、濃霧は去り、曇り空になる。
駅までの余裕時間は1時間弱と確保できた。後は適当にBBQ出来る場所だ。
地図で探すと帯広のすぐ近くにある大きな公園が有ったので、そこに行ってみる。
おあつらえ向きの施設がある。すぐさま火を熾す。
焼き物担当は子供二人。せっせと接待に回る。すこし落ち着かなかったが、無事たくさんの牡蠣を焼きみんな満足することが出来た。
熾き炭を外し、七輪の余熱を段ボールで覆い、すぐさま収納して、駅に向かう。
午後5時30分。出発約10分前、帯広駅到着。無事義父を札幌行きに乗せる事が出来た。

さて、残った我々は今日の宿泊地を決定しなければならない。もう暗くなってきたので、この辺で勝手が知っているところと言えば今回最終目的地の上士幌だ。
ここから約小一時間。すぐに出発。着いてみるとサイトは思ったより利用者が多かった。
連泊の人、ライダー多数。それと団体やファミリー。賑やかで良いが騒音も気になる。
前回5年前と同じ場所が空いていたので、そこに設営。
濡れたテントとスクリーンテントを設営し一通りセッティングする。
もう遅いのと食欲もそんなに無かったので、子供達はカップ麺。大人達はビールとつまみで済ませることとした。
今日はあわただしかったが、明日からの天気と4人家族のキャンプの始まりで期待はふくらむ。